今日も冬晴れの良い天気でした。
そんな前置きとは何の関係もないですけど､先頃名鉄最後の2扉車である5300系と5700系が引退しました。
名鉄の2扉車の経緯は書くと長くなるので省略して…面倒とも言う(笑)…ここでは5300､5700系への送別を込めて同系列が最も輝いてた頃の写真を幾つか貼っておきましょう｡
これは金山橋駅が現在の場所に移転する直前の89年7月に撮影しました｡
1986年に製造が開始された5300､5700系はこの頃には全てが出揃って､名古屋本線の高速や急行で活躍してました。
90年4月に名古屋本線の呼続付近で撮影した5700系です｡
5700系は4両編成でデビューしましたが､89年に中間に2両組み込んで6両編成になりました｡
90年10月に撮影した5300系です。
5300系は5700系と同じ1986年にデビューして､車体は5700系と全く同じですが､台車とモーターは廃車された5000系5200系からの流用でした。
双方の見分け方はパンタグラフの位置で､5700系は先頭車が制御車なのでパンタグラフは中間車のみの設置でしたが､5300系は全車電動車なので､岐阜方の先頭車にも設置されてました｡
91年忘月に堀田駅で撮影したパノラマスーパーと併結された特急です。
名鉄は1990年にJR東海道本線に対抗する為に､特急の増発と一般席車を連結する特急施策の大改革を実施して､パノラマスーパーやパノラマカー白帯車の指定席車に､SR車と呼ばれた5700系やパノラマカー等の2扉転換クロスシート車による一般席車が併結された特急が走るようになりました｡
上記の特急をパノラマスーパー側からの撮影です｡一般席車には5300系が連結されています｡
撮影場所は神宮前駅の名古屋方で､ここは上り列車を撮影するには最高の場所でした｡
92年忘月に二ツ杁駅で撮影しました。
特急の指定席車と一般席車は交互に移動する事が出来なくて乗客からは不評だったので､パノラマスーパーと併結する一般席専用車1200系が製造される92年までは､雑多な編成の特急が走りました｡
この編成も指定席車は7700系､一般席車には5300系が連結されています。
5300系と5700系が最も輝いてたのは92年頃の特急一般席車で活躍してた時でしょうかねぇ｡
その後の両系列の動向は長くなるので割愛…これも面倒とも言う(笑)…しますけど､今月で最後まで残ってた5300系2編成と5700系2編成が引退して､2扉車王国と呼ばれた名鉄の一般車から2扉車が姿を消す事は鉄道界では大きな出来事のようで､鉄道誌では鉄道ファン誌が19年12月号で小規模ながらも特集を組み､鉄道ピクトリアル誌は今月発売の20年2月号の特集が名鉄2扉車ですから､事の大きさが伺い知れます｡
でも肝心の名鉄はさよなら列車の運転はなくて､記念切符を発売しただけなので､周りが騒いでるだけな感じが無きにしもあらずです｡
名鉄ホームページより｡
因みにこの切符は入手する事は出来ませんでした。
それでは。
