今日も名古屋は最高気温が36.5℃と私の体温よりも高くて暑かったですが、そんな気温の話しもそこそこに、早速昨日の続きに行きましょうか。
90年夏の樽見鉄道でのSL運転は8月25日だけでしたが、1日に何本も運転されたので、下りの2本目は、鍋原~日当間で撮影しました。
先ずは練習でレールバスです(笑)
この日だけなのか、これが標準なのかは分かりませんけど、この列車も2軸車とボギー車の混成でした。
うすずみファンタジア号です。
樽見鉄道にはセメント輸送と客車列車を牽引する為に国鉄のDE10型と同型機のTDE10があって、「うすずみファンタジア号」用に車体塗装をファンタジア号に合わせた専用機があるのですが、この日は専用機はSLうすずみ号の補機に就いてるので、ノーマル塗装機が牽引してたようです。
この日2本目の樽見行き「うすずみ号」です
ここは新線区間で線形が良くて橋梁上ですけどカントも付いてるので、相当なスピードが出ていて、それは煙りが凄い勢いで後ろに流れてる事からもお分かりいただけるかと思います。
それにしても、新しい線路にはSLは似合いませんねぇ(笑)
これを撮影した後の記憶は曖昧ですけど、一緒に行った先輩がデリカに乗ってたので、林道を走りに行った覚えはあります。
SLはどーした(笑)
林道を走り終えた後で寄った本巣です。
夕陽を浴びてレールバスが発車しました。
本巣には車両基地があるので、運用を終えた「うすずみファンタジア号」が入れ換えをしてるようです。
本巣には国鉄時代から車両基地があったようで、SL時代にはSLに給水してた給水塔が残っていたのでTDE10と絡めてみました。
給水塔に似合うのはやはりSLですよねぇ。
C56と給水塔との絡みがよほど気に入ったのか、ネガを見ると7カット撮ってました(笑)
因みにこの給水塔、なんと今でも残っています!Googleストリートビューより
樽見鉄道が保存してるのでしょうか?
90年8月25日の「SLうすずみ号」の様子は以上です。
30年前のこの日も暑い日でしたけど、勿論今に比べたらずっと涼しかったはずです。
今と同じ気候なら若くても…今も若いよ(笑)…一日中撮影してるなんて無理でしょうねぇ。
さて、最後に90年以降の樽見鉄道についてざっくりと説明しますと、収入の大きな割合を占めていたセメント輸送が2006年3月で終了するとWikipediaより
経営は非常に厳しくなって、沿線自治体からの財政支援の打ち切りも検討されて、路線の廃止が危惧されたりもしました。
でも「薬草列車」や「しし鍋列車」などのイベント列車を運行したり樽見鉄道ホームページから、
大型ショッピングセンターモレラ岐阜に隣接してモレラ岐阜駅を開設するなどの増収策や、無人駅の管理を市民駅長を募って委託する事によるコスト削減が功を奏して経常赤字の縮小、最終損益の黒字化が評価されて沿線自治体からの支援が継続されて、車両もレールバスタイプから富士重工や新潟トランシス製の軽快気動車に入れ替わり上からハイモ295-315、ハイモ295-516、ハイモ330-701
写真は樽見鉄道ホームページから
今でも元気に地元の足として走ってるようです。
それでは~