今日は朝から曇りのスッキリしない一日でしたねぇ。
それはともかく、最近このブログはアニメか雲の話題ばかりで、鉄道ネタ…ネタ?…はとんとご無沙汰なので、今日は久し振りに鉄道ネタにしましょうか。
てな事で今日は10月3日で103系の日なので…ホントかい?…103系祭りです。
先ずはこちらから
時は1981年12月。場所は名古屋駅です。
沿線に日本三大ニュータウンの一つである高蔵寺ニュータウンを抱える中央西線はラッシュ時の混雑が激しくて、3扉の70系鉄道ピクトリアル誌より
では対処できず1975年に4扉の72系が導入され鉄道ファン誌より
転出元は蒲田と下十条電車区で、双方ともに敷地が狭くて検修庫の有効長が7両までなので、10両編成は7両と3両に分割する必要がある為に、奇数向きの先頭車はクモハ103だったので、多治見方の先頭車は全てクモハ103でした。
導入時は6両編成5本と4両編成5本に予備2両の52両で、78年に蒲田電車区から10両、85年に豊田電車区から10両が追加されて総勢72両が最大10両編成で中央西線の通勤通学の足を支えました。
撮影した81年当時名古屋駅前の高層建築物は名古屋ターミナルビル1棟だけなので、空がとても広いです。
運用区間は通勤圏の拡大で瑞浪まで拡がったので、庄内川沿いの秘境駅みたいな通勤電車には場違いな風景でも撮影出来ました。
83年10月頃 定光寺
中央西線の103系は長らく正面の行き先表示幕は[中央線]のステッカーが貼られて先頭車のみ横サボが使用されていましたが、83年3月頃
86月11月改正から横サボが使用停止されて、正面の行き先表示幕の使用が開始されたので、漸く都会の電車らしくなりました
撮影してる駅は都会とは程遠いですけど(笑)
中央西線の103系はJR移行後も継続使用されて、89年頃からリニューアル工事が施され、車内は211系5000番台と同様の座席と化粧板に取り替えられ、客窓は四隅が四角のユニット窓化されて、塗装もスカイブルーからクリームに湘南色の帯を纏ったJR東海色になりました。
89年6月 名古屋
リニューアルの過渡期には混色編成もありました
89年11月 名古屋
このリニューアルで更に10年間使用されましたが、1999年に313系に置き換えられて全車引退しましたが、クモハ103-18は現在でも美濃太田運転区に保管されてるようです。
103系で最も馴染み深いのはこの細長い窓が特徴の高運転台車ではないでしょうか。
この細長い窓の高運転台車は山手線のATC化に備えて1974年に登場しました。
高運転台になったのは運転士の視認性の向上の為だそうで、窓下にステンレスの帯が入れられたのは窓が細長く位置も高いので間延びした印象を払拭する為だったそうです。
写真は1992年10月に京葉線新木場駅での撮影で、スカイブルーなので京浜東北線から転用されたと思いきや、ステンレス帯の下の塗膜が剥がれてウグイス色が見えてるので、埼京線から転用されたようです。
こちらは武蔵野線の車両で8両編成ですけど、京葉線には地下区間があり、地下深くから一気に高架線にかけ上がるので、先頭車以外は全て電動車の超強力編成を組んでます。
高運転台車は先ず山手線、京浜東北に投入されて、それらが一段落すると老朽化した101系取り換えの為に中央快速線や総武線にも投入されましたけど、ATCは非登載なので、乗務員室扉の後ろに戸袋窓が設けられました
91年4月 錦糸町駅
103系には地下鉄乗り入れ車両もありました。
常磐線から営団地下鉄千代田線への乗り入れ用に製造されたのが103系1000番台で、地下線対策で正面には貫通扉が設けられました。
写真は1985年3月に上野駅で撮影したのですが、この頃には203系に(Wikipediaより)
千代田線乗り入れの任を譲って地上に出て、先頭車以外は全て電動車の8M2Tの超強力編成を活かして運転速度が高い常磐線快速で奮闘してました。
こちらは中央、総武線から営団地下鉄東西線への乗り入れ用の103系1200番台です。
撮影は1986年10月11日。場所は中央線阿佐ヶ谷駅です。
営団地下鉄東西線への乗り入れ車両は301系が用意されましたが(Wikipediaより)
アルミ車体に空気バネ台車装備だったので、製造価格が高くて初回ロットの8編成56両で製造が打ち切られて、以降は103系1200番台が増備されました。
地下鉄内は急勾配なので電動車比率が高かく、東西線は7両編成だったので6M1Tとする為に三鷹方の先頭車は103系では異例な偶数向きの制御電動車クモハ102になりました。
103系祭りは以上ですけど、地方色はともかく首都圏の5色、ウグイス、エメラルドグリーン、オレンジバーミリオン、カナリアイエロー、スカイブルーの中でウグイス色だけが撮影してなかった事に今気が付きました(笑)
あと大阪の103系も全く撮影してません。
何で?
ちょっと変わった日付ネタですけど、如何だったでしょうか?
これからも機会があればお届けしたいと思ってます。
それでは。