今日も梅雨の中休みのそこそこの天気でしたが、夕方から曇ってきました。
明日は梅雨が本気出すそうです。
そんな天気の話しもそこそこに今日こそは月曜日のブログhttps://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2021/05/31/235800の続きで、
JALドリームエクスプレス21後編にいきましょう。
名古屋空港で撮影した3号機 ファミリー号です。
ファミリー号はブルーをベースにテーマは家族だそうです。
20年前の事なので記憶が曖昧になってますが、この日も8月なのに北西風が卓越して北向きに着陸してるので、スィート号のようにエアフロントオアシスで着陸が撮れたのに展望デッキで撮影してるのは、炎天下での撮影に懲りたんでしょうね(笑)
展望デッキなら屋根があるので直射日光は避ける事が出来ますからねぇ。
撮影順の都合で、4号機と5号機は一旦飛ばして6号機です。
ドリームストーリー号 JA8084ですけど……
なんでしょうね、これ(笑)
これまでのドリームエクスプレスは色こそ派手ですが、鼻先に当時のJALカラーの象徴であるテクノグレーの帯を捲いてましたけど、その帯すらなくなって顔がミッキーマウスになってます。
このドリームストーリー号が登場したのは10月からなので、名古屋からの沖縄線は通常の機材B767に戻っていて名古屋では撮れないので、大阪伊丹空港で撮影しましたが、あの航空史上最悪のテロ、9.11の後なので空港セキュリティが強化されて、伊丹空港の素敵撮影スポット、フィンガー屋上が閉鎖されたので、外周の千里川土手で撮影してます。
千里川土手は滑走路末端の直近で、着陸機はど迫力の画になりますが、出発機は騒音対策で滑走路を2500メートルとして使用するので、滑走路末端より奥のW2誘導路から滑走路に入るので、300ミリフル望遠でも機体が小さくて撮りにくかったですね。
1枚目と3枚目は大胆にトリミングしてますが、2枚目はトリミングすると左上の離陸したB767が消えるので、あえてトリミングしてません。
さて、一旦飛ばした…飛行機だけに…4号機と5号機のディズニー シー号について説明しましょう。
ディズニー シー号はこの年、2001年9月にオープンした東京ディズニー シーをモチーフして深い海をイメージした濃いブルーに機首にミッキーとミニーがリアルに画かれたシックなカラーで、このディズニーシー号だけ国際線用の4号機JA8912と国内線用5号機JA8905がありました。
登場したのは8月なので、名古屋に飛来してもおかしくはなかったのですが、沖縄線がB747-400で運航期間中は飛来する事がなかったので、撮影出来たのは2002年2月の大阪伊丹空港でした。
9.11から半年近く経てますが、一旦閉鎖されたフィンガー屋上は解放されるはずも無いので、ターミナルビル屋上の展望デッキからの撮影でした。
全6機のドリームエクスプレス21、残る1機は国際線の4号機だけです。
ここで当時JALの国際線用B747-400について説明しましょう。
当時の国際線用B747-400には北米やヨーロッパ線に投入される、2食対応ギャレーとクルーの仮眠室を装備した長距離機材と、東南アジアやハワイ、オーストラリア線などに投入され飛行時間が短いので、ギャレーは1食対応でクルーの仮眠室が無い中、短距離機材の二種類があり、ドリームエクスプレス4号機は中、短距離機材でした。
名古屋には成田~名古屋間の国際線連絡専用便のJL53/54便でB747-400が就航してましたが、機材は長距離用で、ニューヨークやロンドンから昼過ぎに成田に戻り、翌日午前11時頃にニューヨークやロンドンに出発するまでの間合い運用で名古屋に来て停泊するシップパターンでした。
注1
なので、朝早く東南アジアから成田に戻り、数時間ステイして東南アジアに出発したり、ハワイから夕方近くに成田に戻り、数時間ステイしてハワイに出発する中、短距離機材は名古屋線には入らないと思ってたのですが、2002年5月忘日にメンテナンスサイクルの調整なのか、通常のシップパターンから外れて名古屋線に入ったのですよ。
前夜当時の空仲間から4号機が53便で名古屋に来てるとのメールに、明日は万難を排して空港に行きますと秒で返したのを覚えてます(笑)
前置きが長くなりましたが、その奇跡の4号機です。
当日は曇り空で今一つ機体が映えませんが贅沢は言ってられません。
国際線のディズニーシー号が名古屋に来るのはレアなので、1枚目には軽飛行機の整備の合間にカメラ構えてる地上作業員が写ってます(笑)
予想もしなかった形で4号機が撮れたので、これで全機コンプリートです。
ところで、このディズニーシー号はその色から洋上迷彩と呼んでました。
洋上迷彩とは洋上で敵の艦船を迎撃する航空自衛隊のF-2が施してる迷彩塗装なんですけど
これ、似てません?
さて、2日間に及んだJALドリームエクスプレス21撮影記、最後までお付き合いありがとうございました。
JALがB747にディズニーキャラクターを画いたのはこれが初めてではなくて、1994年にもB747にディズニーキャラクターを散りばめたドリームエクスプレスを運航してたので、その姿を紹介して締めましょう。
B747-146B JA8142
1994年8月に札幌新千歳空港で撮影しました。
わざわざ新千歳空港まで撮影しに行ったと思われるでしょうが、この時は北海道旅行で新千歳空港に着いたら隣のスポットに東京からの?ドリームエクスプレスがいたので、到着ゲートへの通路で撮影しただけで、この後は展望デッキにも行かずにJRで美瑛に向かってます。
ホントだよ(笑)
B747-146B/SUD JA8170
ドリームエクスプレスは2機存在して1機は2階席が長いSUD(Stretch Upper Deck)タイプでした。
撮影は1995年10月に羽田空港から多摩川を挟んだ反対側の川崎市浮島公園からで、この時もこれ目当てではなくて、本命は退役まで1ヶ月に迫ったANAのトライスターでした。
L-1011-385-1 JA8509
更にこの日はクゥエートのシャビル首長(当時)が来日したので、クゥエート航空では唯一のB747-400と、クゥエート政府のA310からなるシャビル首長特別機御一行様まで撮影出来ました。
その時の事は2019年10月21日のブログhttps://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2019/10/21/223303に書いてありますので、宜しければお読み下さいませ。
それでわぁ~
注1:ロンドン、シカゴ線に投入されてるJA8915で、L1ドアの後の小窓はFクラス専用の外が見えるトイレです