今日は一日中雨、それも梅雨末期のような大雨でした。
そんな天気の話しもそこそこに今日は以前予告した過去鉄大型企画をお届けしましょう。
題して1984年夏、北海道(前編)です。
今年の夏休みは国が何処にも行かないように言ってるので、何処にも行きませんが…国に言われなくても行きませんけど…1984年の夏休みは4泊5日で北海道に行ってます。
4泊5日なら北海道をほぼ全て周ったのでは?と思うでしょ?
でも道南周遊券を使ってたので
最遠は札幌までで、4泊中3泊が車中泊でした(笑)
何故そんな車中泊が多いのかは、単に宿泊費を浮かす為で、往路に選んだ列車は名古屋を22時02分に出発して、東海道、北陸、信越、羽越、奥羽本線を経由して青森までの932.5kmを20時間30分かけて走破する臨時急行「あおもり」でした。(笑)
車両は12系客車で(名古屋ですが違う日です)
いくら急行型で最大のシートピッチを誇る座席でも20時間乗り続けるのは苦行でしたねぇ。
急行とは言え臨時列車なので、途中駅での停車時間が長くて、米原でいきなり15分停車して機関車交換して(米原ですが違う日です)
その後も敦賀13分、富山15分、新津27分、坂町20分、酒田14分、秋田9分の長時間停車がありました。
この長時間停車は深夜帯はともかく、日中は良い気分転換になったようで、写真が残ってないので撮った事すら忘れてるので、何処の駅か分かりませんが、先頭まで機関車を撮りに行ったようです
ネガスキャンで、ネガを限界まで拡大しても読み取れませんが、ホーム柱の三文字の駅名から酒田か秋田でしょうね。
時刻表に載ってない客扱いしない運転停車もあって、青森県の大釈迦ではそのありがたい駅名に長時間乗車の疲れが癒やされた気がしましたねぇ。
逆光の夕陽が後光が射してるようにも見えます。
そして大釈迦と青森の間でも運転停車して…青森の一つ手前の津軽新城で30分停車したとの証言あり…福井を「あおもり」の4時間23分後に発車した特急白鳥1号に追い越されてます(笑)
ホームの出発指示灯にピント合わせて列車を暈かしたかったようですが、どちらも中途半端です(笑)
かくして青森に18時32分に到着して次はいよいよ憧れの青函連絡船です。
青函連絡船は貨物船から改修された檜山丸で
夜だったので海峡の景色は見れませんがシャワーで汗を流して20時間乗車の疲れを癒やして、船内食堂で海峡ラーメンを食べてデッキで海風を浴びたてたりして船旅を満喫しましたね。
函館に到着は23時15分でホテルに宿泊するかと思いきや二度目の車中泊で、列車は函館本線経由の札幌行き普通41列車でした(笑)
41列車は旧型客車で(イメージ写真です)
鉄道ファン憧れの列車らしいのですが、名古屋から連続20時間乗車の後で、しかも狭いボックスシートなので(イメージ写真です)
流石に勘弁してよと思いましたけど、プランニングしたのが高校時代の部活の先輩なので、後輩は文句言えません(笑)
41列車は札幌駅に翌朝の6時47分に到着しますが、実は初めての北海道なので41列車からは放牧と称して各自自由行動で、四人で行きましたが、二人は小沢で降りて当時廃止間近い岩内線に乗りに行き、私ともう一人が札幌駅まで乗り通してます。
札幌到着後は当時開催されてた小樽博に協賛して小樽築港機関区が機関区の一般公開を催してたので、そこに行ってます。
北海道に来てまで機関区公開に行かんでもよいのにねぇ(笑)
小樽築港機関区はかつては急行ニセコを牽引したC62の基地として有名でしたが、当時は単なるDLの基地で展示機のDD51やDE10は
稲沢機関区にもいたので、珍しいのは運転席の旋回窓程度でしたが、注目したのは除雪用機関車でした。
DE15は稲沢機関区にもいて冬季には関ヶ原に常駐してた覚えがありますが
DD14は初めて見ました。
小樽築港機関区の機関車展示会を見た後はせっかくだからと「小樽博」も見に行ったのですが
30年以上経てるので、どんな博覧会だったのか、全く覚えてません(笑)
奇跡的に残っていた北海道郵政局のパンフレットを見ても思い出せません。
小樽博は国鉄も協賛していて、開催場所の交通の便が悪かった事もあって、国鉄が会場近くの小樽築港機関区の側線に臨時の乗降場(仮設ホームではなくタラップです)を設けて、札幌から14系客車や80系気動車を使用した快速スリッピ号が運転されてました。
国鉄はこのスリッピ号にかなり力を入れていたようで、80系気動車や14系客車は勿論
DD51にもヘッドマークが用意されてました。
14系のスリッピ号は寝台車付きの夜行急行編成を使用していて、座席扱いのオハネ14に乗って札幌に向かって、到着後は一人で札幌市内をプチ観光してました
札幌テレビ塔です。名古屋テレビ塔に似てるのは設計者が同じだからです。
北海道庁旧庁舎です
札幌時計塔ですが、もっと広い場所にあるのかと思いきや、ビルの狭間にあったので、ビックリしました。
あまりの驚きに写真撮るの忘れたようで、写真が無いので87年春に撮影したのを引用しました(笑)
1984年夏、北海道(前編)は以上です。長々とお付き合いありがとうございました。
後編は明日にでもUpする予定です。
それでは。