新年2日です。
今日は時折雲が拡がりましたが、まずまずの天気でしたねぇ。
寒かったですけど。
さて、今日の名古屋地方は先に書いたような天気でしたが、今から20年前の2002年1月2日はどんな天気だったかと言うとですね、前日の快晴が嘘のような積雪18センチの大雪でした。
そんな大雪の中で名古屋空港で飛行機の写真を撮ってたので、今日は「過去空、大雪の名古屋空港」と題してその時の写真を紹介いたしましょう。
まずはこちらから
降りしきる雪の中で到着したJALのDC-10-40です。
これはバンコク発のJL738便なので、搭乗客はさぞかしこの光景に驚かれた事でしょうね。
当日の朝起きたら一面の銀世界なので、これは空港に行くしかないでしょうと光の速さで撮影機材を準備して、車じゃ行けないので自宅の最寄り駅までラッセルしながら向かい、電車とバスを乗り継いで意気揚々と空港に来たのですが、先程のJALのDC-10が着陸後に滑走路が閉鎖されてしまいました(笑)
滑走路閉鎖は3時間くらいでしたでしょうか、除雪が終わり雪も小降りになったので、漸く離着陸が再開されました。
約3時間遅れの成田行きのJL54便です。
出発が決まったのでディアシングカーで主翼の上に防除氷液を散布してます。
因みにこの液の効果にはタイムリミットがあるので、滑走路手前で離陸待機が長びくとタイムオーバーして再びスポットに戻って散布し直しになります。
誘導路に向けてプッシュバック開始です。エプロンはスポットへのライン上だけ除雪して他は除雪してないので、エプロンにはウイングギアとボディギア合わせて8本もの轍が出来てます。
グランドスタッフに見送られてランウェイ34に向けてタキシングスタートです。
この日はサラサラの雪だったので、分かりにくいですけど、機体側のNo.3エンジンには雪が渦を巻いて吸い込まれています。
成田に向けてテイクオフローリングですけど、雪が激しくなったので、何がなにやらですね。
撮影順は前後しますがマニラから到着したノースウエスト航空です。
搭乗客は驚いてるでしょうが、ノースウエスト航空の本拠地のミネソタ州ミネアポリスや、約1時間のターンアラウンドで向かうミシガン州デトロイトはそこそこ積雪するので、パイロットはこの大雪も慣れたものでしょうか。
国内線の出発機です。
1枚目は全日空グループのローカル線をメイン運航してるエアーニッポンの機材ですけど、全日空と共通運用されてました。3枚目はもっと雪を巻き上げるかと思いましたけど、そんなに巻き上がらなかったですね。
大雪の名古屋から北緯1度、ほぼ赤道直下のシンガポールに向かうシンガポール航空です。
さらに雪が激しくなって機体がほとんど見えないですね。
ここまで降りしきる雪の中で撮影してるように見えますが、撮影してる場所は国際線ターミナルビル最上階の暖房が効いた展望室で、ガラス越しの撮影だったりします(笑)
そんな暖かい屋内から国内線ターミナルビル屋上の吹きさらしの展望デッキに移動しましたが、流石に寒かったのか、ここで撮影したのは僅か3カットだけでした。
エンジンスタート中のA321です。
A321は1998年に導入された機材で、次に紹介するA320の姉妹機でパイロットの資格も共通ですが、エンジンがA320とは違うエンジンを装備したので、整備上扱い辛い機材になって導入から僅か10年後の2008年に退役しました。しかし近年ANAは新たなるA321neoの導入を発表、その繋ぎとして再びリース導入されました。
一旦退役した機材を再び導入するのは異例です。
どこからか到着してスポットインするA320ですが、エプロンが除雪されてないので、約60トンの重量で圧雪しながらのスポットインです。
因みに主翼前縁のスラットと後縁のフラップが展開したままですが、降雪時にはスラットやフラップに雪が付着していて、そのまま格納すると凍結するので、スポットで除雪してから格納します。
この日最後に撮影した国際線エリア遠望です。
ガルーダインドネシア航空のA330やKLMオランダ航空のMD-11が駐機中で、これらが雪の中を離陸するのは魅力的な被写体ですが、そんなカットはありません。
どうやら飛ぶ気配は無いし、寒かったのか、このカットを撮影してから引き上げたようです(笑)
1月2日の大雪の名古屋空港は以上です。
最後までお付き合い下さいましてありがとうございます。
ラストは前日の元旦に名古屋空港で撮影したカットで締めましょう。
日本エアシステムMD-90
中国西北航空A320
シンガポール航空A340この日のメインターゲットでした。
全日空B767-300
キャセイパシフィック航空B747-400
お正月らしい澄みきった青空から翌日大雪になるとは想像もしませんでした(笑)
それでは。