今日は一日雨でしたねぇ。
で、寒かったです。
そんな天気の話しもそこそこに、昨日予告した通りに今日は中央線165系急行アルプスの撮影記録をお届けしましょう。
先ずその前に急行「アルプス」についてざっくり説明しますと、急行「アルプス」は新宿~松本、南小谷間を走ってた中央線……いや、165系を代表する急行で、ピーク時はサロ2両、サハシ1両…座席とビュッフェの合造車…を連結した12両編成でした。
サハシは70年台にはビュッフェの営業は休止されて、82年4月にクハに置き換えられ、サロも82年11月改正で1両に減らされましたけど、それでも最大11両編成で中央線を走る姿は十分な貫禄がありました。
そんな急行「アルプス」も86年11月改正では昼行は全廃されて夜行1往復だけになり、車両も183系1000番台に変更されてしまうので、165系の勇姿を後世に残すべく…一部に誇張があります…86年9月末~10月にかけて二度撮影に赴きました。
その第1段の撮影場所に選んだのは雄大な後立山連峰をバックに撮影できる大糸線の安曇沓掛~信濃常盤間です。
それではお待たせしました、大糸線撮影記録はじまり、はじまりぃ~
例によって写真とネガスキャンの混合で色に纏まりが無い事だけはご承知おきくださいませ。
ED62です。
何故か単機で走ってきました。
後に見えるのは後立山連峰なんですけど、山の姿が見えてたのはこの時だけでした。
どんな列車を撮影したのか全く記録してないので確かではありませんけど、おそらく「あずさ」1号です。
この頃は列車主体から風景と絡めて撮り始めてたので、双方のバランスが掴めずに列車が小さく小さくなってしまったので、原版から大胆にトリミングしてあります。
3枚目…ネガでは4カット目…にして現れました。本命の急行「アルプス」4号です。
後立山連峰は雲に隠れてしましたけど、その雲が山の形をしていて良さげな感じで、更に刈り入れが終わった田圃も入れようと欲張ったら、肝心の165系が小さく小さくなってしまいました。
山と田圃無視すればこれくらいまでトリミングできますけど、これじゃせっかくのロケーションが台無しですよねぇ。
アルプス4号の後追いですけど、後追いはモロ逆光になるので、良さげなアングルですけど、写真が残ってないです。
銀箱に座ってウォークマンで原田知世を聴きながら後立山連峰を眺めてたらいきなり来ました。
この、DD16と思われるDLが牽引する旧型客車の前後にヨ8000が連結された愉快な列車の詳細は覚えてませんが、「パノラマトレイン 白馬号」と記されてるテールマークから推測すると、秋の安曇野から北アルプスの眺望を楽しむ臨時列車のようです。
音楽を聴いてたとは言え接近に気が付かなかったので、相当ノンビリ走ってたようです。
登り12.8‰の勾配票があるのにDLからは排気煙が上がって無いので力行してないと思われます。
あずさ3号です。
後追いは山を覆う雲の形が益々良くなってるので、それを入れたら列車が小さくなったのでトリミングしてあります。
このカット、ネガだと雲のてっぺんが鹿島槍の形になってるのですが、同時プリント時はネガキャリアーで隠れて写って無いので、ネガの天地を下げてスキャンしててっぺんまで入れてみました
普通列車です。
普段はクモハ115+モハ114+クハ115の3両編成ですけど、秋の観光シーズンだからかクモハ115+モハ114の2両が増結されてるので4M1Tの超強力編成になってます。
名古屋から大糸線への唯一の直通列車「しなの」5号です
先頭は「しなの」では僅か2両のみの非貫通タイプのクハ381-100番台でした。
しなの5号の後追いです。
列車が小さくなってますけど、後立山連峰を覆っている雲の形と、その手前の山脈…常念山脈でしょうか…の稜線に、黄金色に染まった田圃が素晴らしくてどれも捨てがたく、自画自賛になりますが完成された絵なので、これ以上トリミングのしようがありません。
「しなの」5号が通過してしまえば後は何も無いので引き上げました。
肝心の後立山連峰は雲に隠れてしまいましたが、雲の形が良かったので、十分満足でしたねぇ。
大糸線の普通列車で松本駅に到着後は暫し駅撮りをしてたので、その様子は明日にでも書きましょうか。
多分?
それでは。