気ままに、思いつくままに。

視聴したアニメの感想を気ままに書き綴ってるアニメブログでしたが、最近は鉄道や夕焼けの話題ばかりです。

日曜日 過去空…全日空マリンジャンボ

今日の名古屋の最高気温は27.4℃でしたが、ちょっと蒸しってましたね。

そんな天気の話しもそこそこに今日は特別企画「全日空マリンジャンボ」撮影記をお届けしましょう。

先ずはマリンジャンボについてざっと説明しましょう。

マリンジャンボは全日空の搭乗客が累計5億人を達成したのを記念して、1993年に導入する国内線用のジャンボジェット機の1機にスペシャルカラーを施す事になり、デザインを全国の小中学生から公募して見事採用されたのが、小学6年生の女の子がデザインした空飛ぶクジラでした。
そのジャンボジェット機全日空の社内公募でマリンジャンボと命名され、その塗装の素晴らしさから日本に…いや、世界中の航空会社にスペシャルカラーブームを巻き起こす事になりました。

 

マリンジャンボの就航初便は9月12日の東京羽田発札幌新千歳行きANA63便で、この日は公休日だったので、新幹線「のぞみ」に乗って意気揚々と羽田空港に駆けつけました。

1993年当時羽田空港の滑走路は3本あって、北風卓越時は離陸が北東に向けて離陸するランウェイ04と、北北西に向けて離陸するランウェイ33。南風卓越時は離陸が南南東に向けて離陸するランウェイ15でしたf:id:okinawa-rail:20210912220056j:image
イカロス出版社 全国空港撮影ガイドより


当日は北風が卓越してたので離陸はランウェイ04と33で、羽田から新千歳に向かうフライトは、羽田を離陸後に機首方位70度で茨城県の守谷にある守谷VORに向かうので、マリンジャンボの離陸は離陸後の旋回角度が30度と少ない40度方向に離陸するランウェイ04と予測して、撮影場所はランウェイ04沿いの展望デッキで待機してたら予想通り離陸はランウェイ04でした。
航空無線受信機に繋がってるイヤホンから「オールニッポン63、クリア- トゥ タクシー ランウェイ04 」と聞こえた際にはヨシ!と声に出しましたね。

f:id:okinawa-rail:20210912220320j:image
f:id:okinawa-rail:20210912221427j:image撮影して場所は誘導路上の機体はスポットに入ってる機体が障害となって綺麗に撮れないのですが、ランウェイ上で離陸待機してる姿が撮れる最高の場所でした。

しかしマリンジャンボが滑走路上に待機してる際には、マリンジャンボに続いてランウェイ04から離陸するJAL機に対して管制が「フォロー オールニッポン マリンジャンボ」と指示したので、追走してきたJALB747にモロ被りされました(笑)f:id:okinawa-rail:20210912220605j:image

モロ被りされなければ、こんな感じでマリンジャンボが撮れてましたね。f:id:okinawa-rail:20210912220953j:imageB747-346SR JA8187

隣で撮影してた方が「私、邪魔じゃなかったですか?」と話しかけてこられたので、「いえいえ、邪魔じゃなかったですよ。邪魔なのはアイツです」とJALB747を指射して談笑していて、この頃は撮り鉄現場では殺伐としてたので、撮り鉄では感じられない爽やかな気分になったのを今でも覚えています。

 

マリンジャンボの魅力に取り付かれた私はこの後も大阪伊丹空港に行ったり
f:id:okinawa-rail:20210912235310j:image
f:id:okinawa-rail:20210912235334j:image1994年1月忘日

2月のさっぽろ雪まつりに行った際にはマリンジャンボが新千歳空港に飛来するのに合わせてスケジュールを組んで、マリンジャンボが到着~離陸してから雪まつりに行きましたねぇ
f:id:okinawa-rail:20210912221610j:image吹雪の中で到着してますが、撮影してる場所は暖房が効いた屋内だったりします(笑)f:id:okinawa-rail:20210912232114j:image屋内でガラス越しに撮っていて、絞り開放なので被写界深度が浅くて尾翼がボケてます

f:id:okinawa-rail:20210912232646j:imageプッシュバックです

どこに行くのか全く記録してないので分かりませんが、多分東京羽田でしょう。

後方にはJR千歳線が通ってるのですが、列車は来なかったですね。

 

f:id:okinawa-rail:20210912221906j:image滑走路に向けて動き出しました。

通常は動き出す前に主翼前縁のスラットとフレームから外れてますが、主翼後縁のフラップを展開しますが、雪が付着して凍りつくので、離陸直前に展開します。


f:id:okinawa-rail:20210912221935j:image強い風が吹いてたので離陸が早くてギアの格納も終えてます。

 

名古屋へ帰る際もマリンジャンボが新千歳にいる時間に合わせたのは書くまでもありませんね(笑)
f:id:okinawa-rail:20210912222234j:image
f:id:okinawa-rail:20210912222256j:imageどちらも搭乗待合室からの撮影です。

マリンジャンボは撮るだけではなくて乗りにも行きました。
名古屋住みなので、名古屋路線には投入されないので、名古屋からでも簡単に乗れるのは東京~伊丹線か、東京~小松線で、94年3月に東京~小松線に入ったので、小松から乗って来ました。
f:id:okinawa-rail:20210913170534j:image座席は翼の真上だったので、下方の風景はほぼ見えなかったですが、楽しかったですね。


ところで、小松から羽田までのルートは小松を離陸後福井辺りで左に旋回して名古屋~浜松~伊豆大島上空を通過して羽田空港に着陸するので、名古屋空港が見えた際にはテンションマックスでした。

f:id:okinawa-rail:20210913170615j:image推定高度2万5千フィートから見た名古屋空港です。
f:id:okinawa-rail:20210913170934j:image
尾張旭市上空から見た名古屋市守山区名東区千種区です。翼の上辺りに矢田川と建設中の国道302号線が見えます。

 

羽田空港に到着後は展望デッキに上がって折り返しの離陸を撮影したのは、これまた書くまでもありませんね。
f:id:okinawa-rail:20210913171300j:image
f:id:okinawa-rail:20210913171322j:image上の写真で背後に解体中の建物は旧国内線ターミナルビルで、マリンジャンボの就航初便はそこで撮影しています。

 

マリンジャンボ撮影記はまだまだ続きますが、長くなったので続きは明日にでも書きましょか。

 

それでは。