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視聴したアニメの感想を気ままに書き綴ってるアニメブログでしたが、最近は鉄道や夕焼けの話題ばかりです。

土曜日 1986年国鉄中央線…さよなら165系急行型アルプス号撮影記

今日は朝から良い天気でしたねぇ。

そんな天気の話しもそこそこに、今日は10月21日のブロクhttps://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2020/10/21/235700で予告しながら延びに延びてた急行アルプス第3段で「さよなら165系急行型アルプス号」撮影記をお届けしましょう。


先ずは「さよなら165系急行型アルプス号」についてざっくり説明しますね。

1986年11月の国鉄ダイヤ改正中央東線の急行アルプス号は昼行は全て廃止されて夜行1往復のみになり、使用車両も183系1000番台に変更されるので、165系は急行アルプス号から引退するので、それを惜しんで10月10日に運転されたのが「さよなら165系急行型アルプス号」です。


私はさよなら列車ってのはあまり好きじゃないので、このような列車は基本的に撮りには行かないのですが、急行アルプス号は大好きな165系の代表的な列車なので、珍しく撮影に行ってるのですよ。


撮影場所に選んだのは、中央東線鳥沢駅近くにある新桂川橋梁です。f:id:okinawa-rail:20201114212922j:plainWikipediaより

中央東線の鳥沢~猿橋間は複線化の際にルートが大きく変更されていて、旧線では桂川の谷に沿った急カーブが連続する線形だったのですが、新線では鳥沢駅を出ると、桂川の谷を高い橋脚の上路式三連続ワーレントラス橋と上路式五連続ガーター橋からなる513メートルの新桂川橋梁で一気に越えて、全長1222メートルの猿橋トンネルに突入する直線ルートに改められました。

そんな新桂川橋梁は鉄道ダイヤ情報誌のガイドでは、東京駅から根府川まで行く程度の気軽さ…なんて書いてありましたけど、どうしてどうして案外遠くて、東京駅から中央快速で立川…高尾だったかな?…まで行き、そこで中央線の中距離列車に乗り換えたので、気軽くないじゃんって思いましたねぇ。

鳥沢駅に着いてから撮影場所を探して中央線では新桂川橋梁で一気に渡る谷の底までおりて、桂川を渡り対岸の河岸段丘のつづら折れの道をえっちらと登って橋梁が見渡せる場所に陣取って、さよならアルプス号の撮影に挑みました。



それではお待たせしました、撮影記の始まりです。

今回は殆どがネガスキャンなので、色が汚ない事だけはご承知おき下さいませ。



横須賀色の115系です。f:id:okinawa-rail:20201114213146j:plain
中央東線は全長2547メートルの小仏トンネルや全長4656メートルの笹子トンネルなどの長大トンネルがあるので甲府までは1931年から電化されていて、電車運転も1952年に「山スカ」と呼ばれた横須賀色のモハ71、クハ76により始まり、それらを新性能化した際に投入された115系も横須賀色が踏襲されました。



12両編成の特急あずさです。f:id:okinawa-rail:20201114213626j:plain
115系もそうですけど、86年当時はヘッドライト常時点灯ではないので、上りか下りかが分かりません(笑)



メインターゲットの「さよなら165系型急行アルプス号」です。f:id:okinawa-rail:20201114213741j:plainf:id:okinawa-rail:20201114213829j:plain
初めての場所で「練習」も2本だけだったので勘が掴めず引きのアングルでは列車が小さくなり、寄せたら先頭車が架線柱にかかる見事なお面1本!!でした(笑)



猿橋トンネル突入直前に木立の隙間からクハを狙い撃ちしました。f:id:okinawa-rail:20201114213934j:plain
立ち客もいるので、全席指定席ではなかったようです。


f:id:okinawa-rail:20201114214046j:plain
サロには青帯が復活してましたけど、色調が違ってたような気がしました。



休日運転の「ホリデー快速 ピクニック号」です。f:id:okinawa-rail:20201114214152j:plain
大月から富士急行電鉄に乗り入れる河口湖行きを併結してるので9両編成と長いです。

これも危うく「お面1本!」になるところでした(笑)



橋梁を見渡せる場所を離れて新桂川橋梁手前まで戻って来ました。


立川発松本行きの普通列車です。f:id:okinawa-rail:20201114214429j:plain
中央東線には国鉄末期でも長距離普通列車が数多く残っていました。

因みにこの長距離普通列車は今でも健在で、立川発長野行きが有るのには驚きです。



桂川橋梁を見上げる場所に移動したようです。


201系です。f:id:okinawa-rail:20201114220916j:plain
201系は国電区間の東京~高尾間で走ってましたが、休日にはホリデー快速で大月まで延長運転されるのもありました。

この201系もヘッドマークを掲げてるのでホリデー快速だろうとネガを限界まで拡大したらf:id:okinawa-rail:20201114214729j:plain
ヘッドマークには単に[大月⇔高尾]と書かれてるのがなんとか読み取れます。

撮影した日は86年10月に山梨県で開催された「かいじ国体」の前日なので、どうやら高尾発大月行きの臨時列車のようです。

それにしてもこの場所は良い場所なのに、何でここで「さよなら165系アルプス」を撮らなかったんだろうか?とスキャンしてて思いましたねぇ(笑)



橋梁の手前まで戻りました。


急行アルプス51号です。f:id:okinawa-rail:20201114214844j:plain
急行アルプスに使用する165系は松本運転所所属ですが、新宿発で1往復の臨時列車を運転する場合、運転日の前後に松本~新宿間に回送列車を運転する必要があるので、それを解消する為に85年3月改正で三鷹電車区に波動輸送用として松本運転所から移動したクモハ165+モハ164-800+クハ165の3両編成8本が配置されたので、このアルプス51号も三鷹電車区165系を使用しています。



アルプス2号です。f:id:okinawa-rail:20201114215452j:plain
アルプス2号は松本を7両編成で出発して岡谷で飯田からの「こまがね」2号の4両編成を併結して、堂々11両編成で新宿を目指します。

因みにこの日は13カット撮影しましたけど、写真が残ってるのはこれだけです(笑)


アルプス2号の後追いです。f:id:okinawa-rail:20201114215554j:plain
かなり線路に寄って撮ってるように見えますけど、これはトリミングの結果ではなくてf:id:okinawa-rail:20201114215717j:plainこのようにバラスト脇の犬走りと呼ばれる線路敷き内で撮ってます。


言い訳になりますけど、普段は極力線路に近付かず、近寄っても架線柱の内側には入らないようにしてましたけど、この日はこれまで貼ってきたように散々な写真になってると現像する前から分かってたので、せめて「アルプス2号だけは!」との強い思いから、線路に近寄り過ぎてしまいました。

下り線はアルプス51号の通過直後で閉塞信号機も青と黄色の[減速]を現示してるので、下りは来ないだろうと判断してますけど、かなりの危険行為ですよ。



ネガを限界まで拡大すると運転士さんが「危ないなぁ…」って顔でこちらを見てるのが分かります。f:id:okinawa-rail:20201114215847j:plain

運転士さん、ごめんなさい。



アルプス2号を撮影して新桂川橋梁から引き上げましたけど、そのまま名古屋には帰らずにこの日は東京に1泊して翌日に運転された国鉄最後のお召し列車を撮影してるので、その様子は明日にでも書きましょうか。


多分?(笑)


それでは。