今日は午前中は薄曇りながらまずまずの天気でしたが、午後には雲が厚くなってきました。
そんな前置きはともかく……
昨日のブログで名鉄栄生駅でとある調査をしたと書きましたけど、それはホームの屋根の柱に使われてる古レールについてだったりします。
名鉄の駅のホームの柱や沿線の柵には古レールが多用されていて、栄生駅などには特に年代物が使われていて
写真はホームの屋根の柱ですけど、度重なる塗り直しで塗膜が厚くなってますけどCARNEGIE 1913と刻印されてるのが読み取れます。
しかし栄生駅は最近リニューアルされたので、その古レールがどうなったのかなと思って調査に赴いたのですよ。
で、結論ですけど……
撤去されずにまだありました!
流石にホーム上の屋根の柱は化粧パネルで覆われてしまいましたけど、屋根の部分はレールが剥き出しで、CARNEGIE 1897の刻印も読み取れました。
レールが逆さに使われてるので写真をひっくり返してみました(笑)
因みにCARNEGIE 1897とはアメリカのカーネギー社で、数字は製造年なので1世紀以上前に製造、輸入されたレールになりますね。
このレールは手元の資料によると、名鉄の前身の名古屋電気鉄道の名古屋市内線で使われていたようです。
先にも書きましたけど、名鉄は古レールをホームや沿線の柵に使ってましたけど、検車場の留置線や側線では現役で使ってた所もありました。
流石にそれらは近年の検車場の更新で姿を消してしまいましたけどね。
17年に撮影した瀬戸線の喜多山工場の跡地ですけど、使われてるレールは37kgのか細いレールで、喜多山工場が開設されたのは1946年なので、かなりの古レールだと思われます。
この分岐器も大正14年型分岐器じゃないかな?
ダルマ式の転轍器も年代物かも。
余談ですけど、喜多山駅構内は高架化工事で仮線に移行する18年まで37kgレールが現役でした。
これらのレールも年代物っぽいです。
鉄道趣味も年季が入ると車両だけでなくて、古レールだとか、古い駅舎等に萌えたりします。
え!?それは末期症状だったって?
そうかも(笑)
それでは。