今日の名古屋は良い天気でしたけど、風が強かったですね。
そんな今日の天気の話しもそこそこに一昨日のブログhttps://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2022/03/22/235800の続きにいきますよ。
毎年の事ですが、写真とネガスキャンの混合なので、色と画質に纏まりが無い事だけはご承知おき下さいませ。
82系気動車を使用する最後の特急「南紀」は1992年3月ダイヤ改正で「ワイドビューひだ」と同じ85系気動車
90年5月
に置き換えられて引退するのですが、その引退が迫って来ると何かしらのスイッチが入ったのか、駅撮りではなくて、走りが撮りたくなってソロで遠征してましたね。
撮影候補地は紀勢本線と参宮線が分岐する多気駅付近はどうだろうか?とロケハンで快速「みえ」で向かいました。
イメージ写真なので松坂行きですけど、乗ったのはお正月だったので伊勢市行きだった覚えが薄らとあります。
先ずはピント合わせです(笑)
当時は当たり前の様に走ったキハ58の普通列車です。
JR東海は先に貼った快速「みえ」のキハ58はイメージアップでJR東海に塗装変更してましたが、それ以外のキハ58、キハ28はオリジナルを尊重して国鉄気動車急行色のままでした。
因みに原版ではキハ58が小さく小さく写ってるのでネガスキャンして限界まで拡大してあります。
おそらく南紀5号だと思います。
左端の踏切、覚えておいて下さいね。
原版は車両が小さいので、ネガスキャンして大胆にトリミングしてみました。
低めの築堤上を走ってるので、引いて空を多めに入れてみました。
…などと書いてますが、狙った訳じゃないと思います(笑)
因みに左端の小高い丘みたいなのは板倉遺跡で、上にも登れるのでここでも列車を撮れますが、文化財なので止めましたhttps://www.bunka.pref.mie.lg.jp/bunkazai/da/daItemDetail?mngnum=730686&pageCur=5
このロケハンは急に思いついて行ったので午後遅い時間で、十分に下見は出来ませんでしたが、それでも手応えは掴んだので、本番もここにしました。
流石に本番では午後からではなくて朝から行ってます。
先ずは名古屋駅で「南紀」1号と「ワイドビューひだ」1号の並びですが、1枚目は時期的に大学生の卒業旅行でしょうか、この「南紀」1号に乗る前に記念写真を撮ってたグループがいたので、勝手にモデルにさせていただきました。
顔が分からないからUpしてもまぁまぁセーフかな?
「南紀」1号を撮った後で快速「みえ」で多気に向かってます。
またまたイメージ写真で、松坂行きになってますが、松坂で乗り換えた覚えはないし、行ったのは1月なので伊勢市行きだったと思います。
さぁいよいよ本命の「南紀」ですが撮影場所はロケハンした場所ではなくて、ロケハン写真の1枚目で覚えておいて下さいねと書いた踏切です。
そもそも名古屋から70kmも離れた三重県の多気まで来たのは、多気の先で南紀3号と4号がすれ違うので、効率的に数撮れるのもありますが、何よりも鉄道ジャーナル別冊「国鉄特急列車1979」に掲載されてた多気駅付近で撮影された「南紀」の写真を凄く気に入ってて、その写真と同じアングルで撮りたかったからなんですよね。
で、そのアングルで撮れるのが、先に書いた踏切だと分かったのですよ。
前置きが長くなりましけど、その踏切で撮影したのを貼っていきますよ。
先ずは3号です。
一眼レフカメラの入門機種キャノンAV-1でもこれだけ撮れるんですよ(笑)
3号が急停車して多気駅に戻り始めた……訳ではなくて、多気の先(相可だったかな?)ですれ違った4号です。
最後部のキハ82は暖地仕様なのでタイフォンがスリット状になってます。
この場所が気に入ってたのは3本建ってる場内信号器なんですけど、先に書いた別冊の写真ではアンティークな信号塔の上に3本の腕木式信号器が建ってたので、自動化されて3灯式の自動信号器になってのにはがっかりしましたね。
鉄道ジャーナル別冊「国鉄特急列車1979」より
ネガを見たらこんなのもありました。
「南紀」4号と参宮線の普通列車が併走してました。
多気駅全景です。
全てのホームが列車で埋まってます。
撮影は前後しますが、参宮線鳥羽行きの普通列車です。
右側の錆びた線路はダイヘン三重事業所への専用線で、ここで製造された大型変圧器が大物車シキ800(Wikipediaより)
で搬出されてましたが、この記事を書くのに調べてみたら2016年に専用線は廃止されてました。
さて、私が気合い入れて撮影に望むとその気合いが空回りして散在な結果になるのですが、この日は珍しく撮れ高は最高でした。←これを上回る撮れ高は現在に至るまで更新されてません(笑)
それで満足したのか、この日以降は南紀を撮る事はなかったんですが、ダイヤ改正前日には名古屋駅に最後の勇姿を撮りに行ってます。
撮り鉄…当時そんな言葉はありませんが…の後ろからばかりのアングルなのは、当時コニカ主催で「さよなら82系特急南紀 写真コンテスト」(タイトルうろ覚え)があったので、無謀にもそのコンテストに応募しようとして、最終日に82系「南紀」を撮ってるファンも入れたらコンテストタイトルに相応しい写真になるだろうとの安易な発想からだったりします(笑)
コンテストの結果ですか?聞かないで下さいな。
このように大勢のファンに見送られて82系南紀は引退して、翌日のダイヤ改正から85系気動車による「ワイドビュー南紀」がデビューしました。
ここで本来ならデビュー当時の「ワイドビュー南紀」の写真を貼るところですが、デビュー当時の写真は撮ってないので、近年のワイドビュー南紀の写真を貼っておきましょう。
2018年6月2日
名古屋駅で名古屋車両区への引き上げ待ちをしてる383系と並ぶワイドビュー南紀6号です。
「南紀」が85系気動車に置き換えられた92年当時は撮影の主軸が旅客機に移行ししつつあり、93年には完全に休鉄したので、これが85系「南紀」を最初に撮った写真だったりします(笑)
いくらなんでも休鉄する前に1枚くらいは撮ってるだろうと探したんですけど見付からないので、26年間撮ってなかった事に自分でも驚きです。
2021年11月20日
名古屋駅12番線に定刻の16時10分に到着した特急ワイドビュー南紀6号……なんですけど、ヘッドマークが見えないのとスカートに「南紀」特有の鹿除けのラバークッションが無いので、「南紀」なのか「ひだ」なのか分かりません。
なのであえて左端に時計も入れておきました(笑)
2022年3月23日
昨日所用で名古屋駅まで行ったので撮って来ました。
最近の「南紀」は利用者が激減したので、昨年のダイヤ改正からなんと2両編成になってしまったのですが、昨日は珍しく4両編成でした。
先頭車のスカートには鹿除けのラバークッションが付いてますが、なんか顎が決れてるみたい(笑)
昨年の写真もそうですけど、この「南紀」が停車してるのは12番線で、偶然にも12番線に停車してる82系「南紀」の写真があるので再掲載になりますがそちらも貼っておきましょう
1991年8月
背後にはJR東海太閤ビルが建設中で、現在高層ビルが建ち並ぶ「ささしまライブ21」地区はまだ笹島貨物駅が撤去されただけの広大な空き地なので、何もなくて空が広いです。
過去鉄82系南紀、最後までお付き合いありがとうございました。
実はこの記事は1992年3月のダイヤ改正に合わせ13日にUpするつもりでしたが、色々あって今日になってしまいました。
それでも3月中にUp出来ただけでも良しとすべきでしょうね。
さて、次の鉄道ブログはそろそろ伸びに伸びてる瀬戸線ブログを書きたいところですけど、ここに来てまた構成を練り直してるので、もうしばらくお待ち下さいませ。
それでは。