気ままに、思いつくままに。

視聴したアニメの感想を気ままに書き綴ってるアニメブログでしたが、最近は鉄道や夕焼けの話題ばかりです。

火曜日 鉄道ブログ…秋は定光寺 加筆修正版

今日は昨日の雨も止んで朝から良い天気でしたけど、寒かったですね。

さて、はてなブログでは振り返りと称して1年前の記事をメールで送って来るので、それきっかけで過去の記事をどんどん遡って読んでたら2年前の今日は秋の定光寺と称して国鉄時代の1986年11月に定光寺駅での撮影記が書いてありました。https://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2019/11/23/213822
で、読んでみると記事はともかく、写真の画質が悪かったので、写真だけスキャンし直して貼り直そうかとも思いましたが、古いネガが大量に発掘されて、その中にこの定光寺駅のネガもあったので、そこからプリントで残ってないをネガスキャンした新規カットを加えた加筆修正版をお届けする事にしました。

掲載する写真は撮影順で、ネガスキャンからの写真は大幅にトリミングしてあるので、粒子が目立つのと、色が汚いのだけはご承知おき下さいませ。

それでは加筆修正版、秋の定光寺始まり始まりぃ


夏を過ぎても季節外れの暑い日が続いて、秋が無くなったのでは?と思えるくらいでしたけど、最近は遅れた分を取り戻すかのように一気に秋が深まり、平野部の紅葉も進んでるので、今日みたいな良い天気には名古屋から程近い中央線の定光寺駅で紅葉と絡めて撮り鉄なぞしてると気持ち良いのですが、何せ色んな意味で腰が重いので、実行には至りません。

てな事で今日は久しぶりの鉄道ブログとしてまだ腰が軽くて(笑)行動的だった86年11月に定光寺駅で撮影した写真を紹介しましょう。



f:id:okinawa-rail:20211124011533j:imageいきなり山峡の駅には似つかわしくない103系と、山峡の駅でも違和感ない113系です。
撮影したのは1986年11月ダイヤ改正後で、このダイヤ改正で横サボの使用が停止されて、103系の行き先表示器の使用が開始されましたが、表示器の大きさに対して文字が小さかったですね。

f:id:okinawa-rail:20211124011621j:image多分しなの2号です。
しなの号の381系はカーブでも速度を落とさず走れる振り子式の車両で、カーブでは遠心力で車体がカーブの内側に傾くので、正面から見ると小首を傾げてるみたいで、なんか萌えました。

f:id:okinawa-rail:20211124012547j:image中津川行きの113系10両編成です。
広角レンズを使ってるので、10両以上に見えますね。
113系も正面の行き先表示器の使用が開始され、新た行き先表示幕が用意されましたが、神領電車区の初期車の中には前任地の大船電車区時代の幕が装備されたままの車両があって、改正初日の名古屋駅で折り返しの幕回しの際に、東京、品川、横浜、大船、逗子、横須賀、久里浜、平塚、国府津、小田原、熱海、沼津などの東京口の行き先が次々と現れて、運転士さんも「これ古いのだなぁ」と幕回しを諦めて、白幕で折り返してました。

なぜそれを撮らなかったのやら(笑)

f:id:okinawa-rail:20211124012627j:image上の中津川行きの別カットです。
中央線の113系は1973年に東京の横須賀線に冷房付きの1000番台が投入されたので
f:id:okinawa-rail:20211124012758j:image1983年3月錦糸町
押し出された初期車が大船電車区から転属してきました。
f:id:okinawa-rail:20211124012841j:image鉄道ピクトリアル誌より
転属当初は横須賀色のままでしたが、あっという間に湘南色に塗り変わってしまいましたねぇ。

f:id:okinawa-rail:20211124012938j:image山峡の駅には似つかわしくない103系7両編成です。
中央西線は沿線に東京の多摩、大阪の千里と並んで日本3大ニュータウンの一つに数えられる高蔵寺ニュータウンがあるので、乗客は年々増加して3扉の70系ではラッシュ時に対処出来なくなり1975年には4扉の72系が導入されましたが
f:id:okinawa-rail:20211124013039j:image鉄道ファン誌より
2年程で京浜東北線ATC化で押し出された初期車に置き換えられました。
導入当初はクモハ103+モハ102+サハ103+モハ103+モハ102+クハ103の基本6両編成と、クモハ103+モハ102+サハ103+クハ103の付属4両編成でしたが、86年11月ダイヤ改正からは昼間に付属編成を活用して運転本数を増やすので、付属編成から基本編成にサハを移して基本7両編成との付属3両編成に組み換えられました。
この基本7両編成、付属3両編成は神領電車区103系の前任地、蒲田や下十条電車区で組んでた編成と同じなので、京浜東北線時代の編成に戻った事になりますねf:id:okinawa-rail:20211124013150j:image鉄道ファン誌より

 

f:id:okinawa-rail:20211124013537j:image113系2000番台です。
113系2000番台は70系を置き換える目的で1978年に一挙に50両が神領電車区に投入されました。その後も1980年には80系置き換え目的で12両、82年には関西線電化用でラストナンバーを含む12両が配置されたので、74両と神領電車区の一般車では最大勢力でした。

f:id:okinawa-rail:20211124013623j:image第二玉野トンネルを抜けて持ち前の振り子機能を発揮して、車体を傾けながら定光寺駅を高速で通過しようとする「しなの」5号です。
381系は振り子の作用でカーブでは車体が大きく傾くので、車両限界を支障しないように車体台枠部分は2600ミリと狭くなってるので、他の特急車よりも車体側面の絞り込が大きく、車体断面が卵形になっています
余談ですけど原版では縦構図で車両が小さくなってたのでネガスキャンして横構図にトリミングしてあります。

f:id:okinawa-rail:20211124013711j:image「しなの」5号の後追いです。
381系は自然振り子式なのでカーブに入ってから車体が傾くので、後ろ2両はまだ車体が傾いていないのが分かります。
最後部のクハはワイパーが2連式なので、1974年に製造された2次車で、「月光形」と呼ばれる先頭車の貫通タイプでワイパーが2連式なのは、このクハ381の2次車、クハ381-13~18の6両だけです。


f:id:okinawa-rail:20211124013751j:image本気を出すと意外と明るい大型ヘッドライトを煌々と輝かせて第二玉野トンネルを出てきたこの日の本命、急行「きそ」です。
中央西線の昼行急行は1985年3月改正で名古屋~新潟間の急行「赤倉」が廃止されて、定期急行はなくなりましたが、多客期の臨時急行で名古屋鉄道管理局持ちで名古屋~長野間の「きそ」と長野鉄道管理局持ちの松本~名古屋間の「安曇野」が運転されてました。

f:id:okinawa-rail:20211124013913j:image「きそ」は大垣電車区の波動用165系8両編成で、前4両はクハ165+モハ165+モハ164+クハ165、後ろ4両はクハ165+クモハ165+モハ164+クハ165で、かつての急行「比叡」を連想させます。
ところで、後ろから2両目のモハ164は屋根の肩の部分に通風器があるので、大垣電車区では2両だけ存在した冷房付きで新製された800番台だと分かります。この2両の内1両モハ164-862は関西線や岡多線で使用する3両編成組に入ってたので、後ろから2両目はモハ164-863で、相棒のクモハ165-140と共にJR東海に継承されて、神領~静岡~神領と移動し、世紀を越て2001年9月に引退します。


f:id:okinawa-rail:20211124014004j:image7両編成なので多分「しなの」81号です。
こちらもワイパー2連です。

ところで、ネガを見て分かったのですが、この「しなの」号は急行「きそ」の次のコマに写ってました。
急行に接近して特急が運転される事はまずないので、どれくらいの運転間隔だったんでしょう。
この日写したのは12カットで、次のコマの117系で終わっています。
当時の記憶が全くないのですが、急行「きそ」から1時間近くも定光寺駅にいたとは考えにくいんですよねぇ。


f:id:okinawa-rail:20211124014054j:imageラストはオマケの117系快速です。
86年11月改正から中央線にも117系の快速が走るようになりましたが、停車駅が少ない快速とは言え、名古屋随一の混雑線区に2扉転換クロスシート車は無謀だろって思いましたね。
因みにやはり無謀だったようで、117系は3年後の89年3月ダイヤ改正で中央線から撤退しています。


大幅加筆修正版「秋の定光寺」最後までお付き合いありがとうごさいました。

大幅加筆修正版と言うよりは写真を流用した新規の撮影記になってしまいましたが、まぁ気にしないで下さいな。

 

2年前のブログには重い腰をうんしょと上げて定光寺駅に行ってみましょうか?……なんて書いてますが、疑問文で書いただけあって未だ行ってません(笑)

その代わりと言う訳では無いですが、先々週と先週の土曜日に名古屋駅で生鉄分補給をして静画だけで50カット以上撮ってるので、近いうちに記事にする予定です。

 

多分?


その前に次は秋の新疋田をお届けします。

さぁ予告したから記事考えないと←そこからかよ(笑)


それでは。