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視聴したアニメの感想を気ままに書き綴ってるアニメブログでしたが、最近は鉄道や夕焼けの話題ばかりです。

火曜日 過去鉄…1986年~87年冬北海道 雪まみれの車両たち

短いお正月休みも終わって今日から仕事始めですね。
でもって、今日も寒かったですね。
そんな前置きもそこそこに早速昨日の続きhttps://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2022/01/03/155535をお届けしましょう。長いですけど、最後までお付き合い下さいまし。
繰り返しになりますが、写真とネガスキャンの混合なので色と画質に纏まりが無いのはご承知おき下さいませ。汚いのがネガスキャンです。


まずはこちらから
f:id:okinawa-rail:20220104215844j:image帯広駅に停車中の特急「おおぞら」2号です。
前夜は積雪がレール上部ぎりぎりくらいでしたが、夜の間に更に積雪したようで、レールは完全に埋まってスノープラウで欠き取った跡がはっきりと分かります。


この列車に乗車して元旦のスタートです。

f:id:okinawa-rail:20220104215934j:imageこれは奇跡的に残ってた今回の旅行の行程表で…ワープロ購入前なのでレポート用紙に手書きです…、これを見るとこの時は室蘭本線函館本線の完全乗車を目指していて…函館本線長万部~小樽間は84年夏休みに乗車済み…室蘭本線の末端区間東室蘭~室蘭間と、函館本線の支線の砂川~上砂川間も乗車する計画だったようです。
室蘭本線東室蘭~室蘭間は特急ライラックが走ってるので乗車は容易ですけど、苫小牧~岩見沢は運転本数が少なく、函館本線本線の支線、砂川~上砂川はもっと少ないので、ダイヤが正常じゃないと実行出来ないスケジュールなので、赤字で「この予定は快晴の時だけで、天気が悪い時は別表1で行動する」と注意書きがしてあるのが凄いです(笑)

特急おおぞら2号は帯広を出発して道東と道央を結ぶ石勝線を通るのですが、当時すでにスキーリゾート地になっていた石勝高原の辺りは快晴の素晴らしい天気でしたが、最初の乗り換え予定駅の千歳空港(現、南千歳)まで来ると降雪していたので、注意書き通りに千歳空港以降の行程は全て中止してそのまま札幌まで乗り通してます。

 

札幌に到着したら荒天で、暴風雪警報が発令されてました。それでも列車は動いているので、流石は北海道ですね。

f:id:okinawa-rail:20220104220226j:imageおそらく帯広から乗車してきた「おおぞら」2号だったと思われますが、ホームの時計が10時43分なので、降りて直ぐ撮ったとしたら20分ほど遅れてます。
f:id:okinawa-rail:20220104220826j:image上の写真の右に見切れた781系ですけど、ヘッドマーク表示器に着雪していて列車名が分かりません(笑)

上の2枚を撮影してから旭川に移動しています。

 

旭川は大荒れの札幌が嘘みたいな快晴でした。

f:id:okinawa-rail:20220104220951j:image1両編成ですけど、臨時の急行「大雪」です。
車両は1986年11月ダイヤ改正でデビューしたキハ54系の北海道向け500番台で、その中で527~529は急行用で新幹線0系の廃車発生品の転換クロスシートを装備しています。
このキハ54は250馬力のエンジンを2基装備したパワフルな車両で、雪の石北峠も1両でラッセルしながら越える事が出来ます。


f:id:okinawa-rail:20220104221038j:imageデビューしたばかりのフラノエクスプレスです。
フラノエクスプレスは北海道のリゾートトレイン第2弾で、82系気動車のエンジンと台車を流用しています。
車体デザインはリゾートトレイン第1弾のアルファコンチネンタルエクスプレス…後で出てきます…よりもスマートになってますね。
なんとなくですけど、名鉄パノラマスーパーに影響を与えたんじゃないかな?と思いますf:id:okinawa-rail:20220104231619j:image88年11月 島氏永

 

f:id:okinawa-rail:20220104231749j:imageフラノエクスプレスは富良野プリンスホテル国鉄がタイアップしたスキートレインだったので、車体側面には大きなエンブレムが貼られました。

f:id:okinawa-rail:20220104231824j:image富良野線ホーム遠望です。
地上線時代の富良野線のホームは旭川駅の外れにあって函館本線富良野線ホームの間に貨物の仕分け線があったので、まるで離れ小島でした。

f:id:okinawa-rail:20220104232032j:image北海道専用の客車50系51型を従えて停車中のED76-500番台です。
ED76-500番台は函館本線小樽~旭川間の電化開業に合わせて1968年(昭和43年)に製造されました。
客車の暖房用に蒸気ボイラーを装備したので、同じく蒸気ボイラーを持つ九州用のED76
f:id:okinawa-rail:20220105000955j:imageWikipediaより
の派生型になりましたが、重連総括制御を行うので正面は貫通扉が付きf:id:okinawa-rail:20220105001128j:image車体長さも1メートル長い18.4メートルになり、制御方式も基本番台とは違うサイリスタ位相制御…書くと長くなるので、気になる方は調べて下さい…になったので別形式になってもおかしくないのですが、製造当時の国鉄労使関係は最悪で、北海道に関してはSL廃止も絡んでいたので、新型式車両の導入となると労使交渉が難航するのは必然なので、それを避ける為にED76を名乗る事になりました。


f:id:okinawa-rail:20220105003216j:image
f:id:okinawa-rail:20220105003252j:image急行「天北」です。
「天北」は札幌~稚内間を今は廃線になった天北線(音威子府~浜頓別~南稚内間)経由で結ぶ急行で、気動車でしたが1985年3月ダイヤ改正から客車になりました。
この「天北」は上りと下りで編成が異なっていて、上りは札幌~稚内間を宗谷本線経由で結ぶ急行「宗谷」の下り列車とペアを組んでいるので14系座席車オンリーですが、下りは札幌~稚内間の夜行急行「利尻」の上り列車とペアを組んでいるので、14系寝台車が連結された異色な列車でしたf:id:okinawa-rail:20220105003414j:image
f:id:okinawa-rail:20220105003458j:image最後部は巻き上げられた雪が車体に着くので、肝心のヘッドマークが雪で見えません(笑)

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f:id:okinawa-rail:20220104233212j:imageラッセルヘッドを付けて除雪に勤しむモーターカーです。
小さいのに頑張ってる姿に萌えました。

f:id:okinawa-rail:20220104233252j:image旭川駅構内に停車中のキハ54です。ナンバーは分かりませんが、窓越しに座席が見えないので、ボックスシート装備のノーマルタイプのようです。
先に紹介した急行用は転換クロスシート装備ですが、窓割りを変更してないので、座席と窓の位置が合わなくて、窓の中央に座席があったり、逆に窓が無い座席もあります。
f:id:okinawa-rail:20220104233338j:image山と渓谷社 国鉄車両形式集2より

 

再び札幌まで戻って来ましたが、相変わらず荒天でした。


f:id:okinawa-rail:20220104233412j:image特急「おおとり」です
「おおとり」は函館~網走間の列車で、走行距離は660.8km、所要時間は10時間9分と北海道内では最長距離、最長時間を誇ってました。
前面の貫通扉が雪で覆われてるのにヘッドマークだけが見えるのは、隣で撮影してた人が三脚の脚で雪を落としたからです(笑)

f:id:okinawa-rail:20220104233453j:imageまたまた特急「おおとり」ですけど、上の列車の反対側ではなくて、上りの函館行きの「おおとり」です。
本来は札幌の手前の千歳線内ですれ違うのですが、大雪でダイヤが乱れて札幌でホームを1本挟んで上下の「おおとり」が並んでしまいました。

「おおとり」を撮影した後は小樽まで行って車窓の海と空が一体化した鉛色の風景に息を飲んだり、ゴムタイヤ方式の札幌市営地下鉄に乗ったりして札幌市内をブラついた覚えが微かにありますが、写真は撮って無いです。
余談ですけど、この札幌市営地下鉄、87年当時は大晦日から元旦未明まで運転してたからか、元旦の終車は18時30分でした(笑)
f:id:okinawa-rail:20220104233725j:imageWikipediaより


f:id:okinawa-rail:20220104233932j:image何が何だかよく分かりませんが、アルファコンチネンタルエクスプレスと711系です。
元旦は“放牧”と称した別行動だった友人達とは19時頃の札幌駅で待ち合わせだったので夜の札幌駅で撮影してますが、三脚とストロボは使わなかったようで、ほとんどが露光不足で、唯一見られるのが手持ちで長時間露光してシャッター開けすぎて露光オーバー、被写体ブレまくりのこのカットです(笑)


友人達と合流した後は札幌の地下街の居酒屋で石狩鍋を囲んでの“新年会”でした。


翌2日は無謀にも豊平川橋梁での走りを撮ろうとしました(笑)
その前に1カットだけ駅で撮ってます。

f:id:okinawa-rail:20220104234046j:image何気に初登場のニューカラーの183系0番台です。
このカラーは1986年11月ダイヤ改正でデビューした183系500番台からで、既存の0番台車も塗り替えが進んでいました。

余談ですけど、4ヶ月後の5月に同じ場所でニューカラーの183系0番台を撮ってるので貼っておきますf:id:okinawa-rail:20220104234317j:image雪が無いだけで印象が違いますね。

f:id:okinawa-rail:20220104234719j:image
f:id:okinawa-rail:20220104234744j:image
f:id:okinawa-rail:20220104234809j:image豊平川橋梁です。
この場所には札幌の隣の苗穂駅から1km…もっとかなっ?…歩くのですが、冬の北海道を舐めていて、撮影場所に着いた時にはすっかり凍えて撮影気力を失い、撮ったのは3カットだけでした(笑)


この旅行は12月30日から1月3日までの予定でしたが、私だけは予定を変更して2日で友人達と別れて飛行機で名古屋に帰ってます。

何で友人達と別れたのかは今でも謎ですけど、喧嘩別れした訳では無いのは覚えてます。
休み明けから夜勤だったのかな?で疲れが残らないように早めに帰ったのかな?


飛行機に乗るのは初めてで、その頃には飛行機にはあまり興味は無かったので、機種は分かりませんが、ボーディングブリッジが坂道になっていたのと、座席が通路を挟んで3列-3列の横6列だったのは薄らと覚えてるので、搭乗したのはB737だったと思われます。f:id:okinawa-rail:20220104234857j:imageイメージ写真です

 

過去鉄1986~87年冬北海道、最後までお付き合いありがとうございました。

次に北海道に行ったのは4ヶ月後のGW休暇だったりします(笑)
その時の様子はhttps://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2020/05/06/235800https://okinawa-rail.hatenablog.jp/entry/2020/05/08/220756に書いてありますので宜しければお読み下さいませ。

 

それでは。